南に大きく伸びた影も実はトリックなのです。

美しく捨てられて
2004年に廃止になった屋島ケーブル。
その山上駅は昔の活気は消え、時が止まったかのようだ。
マジカルな仕掛けで大きな鏡とフェイクの影を用い、駅に新たな光をもたらす。

レアンドロ・エルリッヒ

1973年アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ

展示する会場 : 女木島 / 高松港 / 屋島山上

主な作品・展覧会・プロジェクト=2010 ロスト・ガーデン(ラテン・アメリカン・アート美術館、ロサンゼルス、アメリカ)
/ 2008 -09 タワー(ソフィア王妃芸術センター、マドリッド) / 2008
《スイミング・プール》(ニューヨーク、アメリカ近代美術館別館 P.S.1 現代美術センター、アメリカ)
/ 2006 越後妻有アートトリエンナーレ(十日町、新潟) / 2003 《スイミング・プール》
(コミッション・ワーク)(金沢21世紀美術館、石川) / 2001 / 05 ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)

2013年4月1日 撮影 春日町 森


軍艦島と並ぶ廃虚ともいわれる山上駅、
建物をそのままにして、影と鏡を組み合わせて、この建物が通り抜けられるように見せる究極のトリックを仕掛けます。
廃虚が記念撮影の名所に生まれ変わりそうです。南に伸びた大きな黒い影、実はこれもトリックなのです。写真でお分かり頂けますか?

この日は屋島の桜も満開でした。

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