平成14年4月28日 和歌山県 高野山 町石道

 平成14年4月28日、高野山町石道を訪ねました。
10時30分に慈尊院に到着、仲間26人と歩き始めました。

 弘法大師の母君が祭られているので安産祈願が多く見られました。
(沢山のおっぱいが並んでいました。)

 此処から高野山奥の院まで24キロの道程です。 歩くに連れてその町数が減ってゆくので距離感がつかめて大変楽でした。
四国の丁石と違ってこちらでは「町石」と彫られていました。

 町石道は良く整備されていて大変歩きやすい山道でした。時々立ち止まっては町石の示す距離を確認していました。

 道中、県道を2回ほど横切りましたが、それ以外は、ほとんど人家は見当たりませんでした。

 県道との交差点には茶店があったので腰を下ろして休憩しました。気温は13.9℃でした。4月の末にしては少し肌寒い温度でした。

 


 総本山金剛峯寺の近くでは、少し遅めのしだれ桜が咲いていました。


皆、住職さんのお話を聞いてから出発しました。

茶店で休憩です。

 最後の急坂登を息を切らしながら登るといきなり「大門」の真前に出ました。

ここから「奥の院」までの4キロの範囲が天上界かなー?それともこの上空から弘法大師が見守っている空間が天上界かなー?

 奥の院に着いたのは5時5分前でした。弘法大師のお導きで幸運にも御廟を見る事が出来ました。良かった。(奥の院はわれわれが参拝した後、すぐに 閉まりました。参拝時間は5時までで あったらしい。)
 この日は、奥の院前からバスに乗って帰って来ましたが、高松に着いたのは夜中の11時50分頃でした。結構疲れました。

 高野山は、1200年前に、弘法大師によって開かれた、真言密教の修行場です。全国に広がる高野山真言宗の総本山でもあります。その標高は約900mです。山の上の盆地に聖地があります。そこには、さまざまなお堂(仏像)が立ち並んでいます。また、奥の院には、豊臣秀吉から現在まで、さまざまな人々のお墓が立ち並んでいます。その数に圧倒されました。奥の院は弘法大師の御廟でしたが、撮影禁止のため写真がありません。残念。

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