吉野川源流巡り

 平成16年7月25日に高知県本川村(ほんがわむら)へ吉野川源流巡りに行って来ました。高松を出発してバスに揺られること3時間、やっと登山口に着きました。

この日は12名の参加者でしたが、皆健脚でいつも私が最後尾になりました。

渓谷に沿って歩く登山道はさわやかで気温も低く23度しかありませんでした。

流れる水はとても綺麗で透き通っていてエメラルドブルーの色をしていました。

また流れは急流で、名も無い滝を無数にちりばめていて我々を楽しませてくれました

しかし登山道はだんだん険しくなり大きな岩がごろごろする川の中を歩いたり、

断崖絶壁を下ったり、ワイヤーにつかまりながら急流を横切ったりしました。

ふと見ると岩陰に銀梅草が一輪清楚に咲いていました。

エメラルドブルーの水を堪能しながら歩いていると突然目の前に落差30メートル程の滝が現れ我々の行く手を遮(さえぎ)りました。時間もちょうど昼時(ひるどき)であったので此処でお弁当にしました。食後滝の水で入れたコーヒーのおいしかった事、「なんと贅沢な味か!!」と感動してしまいました。滝の前の気温はお昼の1時頃でも22度しかなくて、じっとしているとひんやりするほどでした。

1時間程滝を楽しみ、近くにあった源流のモニュメントの前で記念撮影をしてから下り始めました。

下りはスピードが出て何度か足を滑らせて、川面に滑り落ちながらも無事登山口まで帰って来ました。往復5時間の行程でしたが吉野川の源流遡行を堪能しました。本川村の「木の香温泉」で一日の疲れを癒してから帰途につきました。


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